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加工液とは、切削や研削といった加工時の「熱を冷却する」「摩擦を抑える」などの役割を持つ液体。切削液、クーラント液とも呼ばれます。
加工液を使用することで工作機械の動作がスムーズになる、工作物の品質向上が望めるといったメリットを得られますが、この加工液は消耗品。日常のメンテナンスや定期交換などを怠ると、徐々に劣化して思わぬトラブル発生につながることがあります。
このカテゴリでは、加工液の劣化を招く原因と影響、メンテナンスや交換頻度を低減するための方法、研削スラッジと呼ばれる切粉が引き起こす問題などについてまとめました。トラブルを減らして品質向上を目指すためにも、ぜひ情報をチェックしてみてください。
研削加工時に、工作機械から出る微細な切粉をスラッジと呼びます。このスラッジは機械が作動している間ずっと発生し続けるものであり、クーラント液中にも混入。これを放置しておくと、「工具の寿命悪化」「クーラント液の腐敗」といった、さまざまな悪影響を引き起こします。ここでは、そんな研削スラッジの悪影響と、それを除去する方法についてご紹介します。
ろ過フィルターとは、研削・切削加工などで発生したスラッジや異物を回収して取り除くためのもの。製品や使用環境によって寿命は異なりますが、ろ過フィルターは消耗品となっています。決して安いものではなく、できるだけ寿命を延ばすことが大切ですが、そのためにはどのような取り組みを行ったらよいのでしょうか。情報を見ておきましょう。
工作機械のスムーズな動作や、発生した熱を冷ます働きを持つクーラント液。常に循環して役割を果たしており、いずれは劣化するものですが、この劣化を防いでメンテナンスや交換頻度を減らす方法があります。ここではその方法と、クーラント液が劣化する原因についてまとめていますので、参考にしてください。
機器から発生するスラッジを、ろ過する装置をクーラントろ過装置といいます。使用用途に応じて様々な製品があるので、『目的にあったクーラントろ過装置か』『スラッジの特性にあった装置か』を見極めましょう。