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クーラントろ過装置の開発・製造からアフターサービスまでワンストップで対応している専門メーカー、ブンリの製品の特徴と強み、導入事例をご紹介しています。
SB Filter YAは、濾材にスチールボールを用いたろ過システム。ダーティ液の流入で1次タンクに過流を作り、その向心力によってタンク中心にスラッジ・砥粒を集約させるという仕組みです。操作はタッチパネル式となっており、自動または手動に切り替えOK。濾材であるスチールボールは取り外してメンテナンスを行うことも可能です。また、フィルター等の消耗品がなく、産業廃棄物が出にくいのも特徴のひとつでしょう。
ろ過精度 | 5μm |
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処理流量 | 50(L/min)※YA-05 |
対応油種 | 公式HPに情報がありませんでした。 |
切粉材質 | FC |
サイズ | 950㎜(W)、260㎜(W1)、1,500㎜(L)1,820mm(H)、330(H1) |
ブンリが独自に設計したタンクに、サイクロンフィルターを取り付けた研削加工用システム。砂状の磁性体、および非磁性のスラッジに対応しています。タンクの液量を減らすことで省スペース化を実現しており、設置しやすいコンパクトな仕様。ろ過については全量をサイクロンフィルターで行っており、ペーパーやカートリッジ式のフィルターといった消耗品がないため、産業廃棄物の減少が期待できます。
ろ過精度 | 10μm |
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処理流量 | 100(L/min) |
対応油種 | 公式HPに情報がありませんでした。 |
切粉材質 | スチール |
サイズ | 900㎜(W)、1,330㎜(L)、360㎜(H1)、1,320mm(H) |
研削スラッジを濾過するマグネットセパレーターです。廉価版、標準、ミドルレンジ、ハイエンドの4ラインナップがあり、加工機械に合わせて選べるようになっています。駆動部の機構を一新したことで、従来のマグネットセパレーターに比べてスラッジや砥粒による摩耗がなく、部品交換やメンテナンスが容易になったとのこと。マグネットドラムには表面硬化処理が施されており、耐摩耗性も向上しています。フィルターなどの消耗品が不要なため、産業廃棄物の減少も期待できます。
ろ過精度 | 10μm~20μm(モデルによって異なる) |
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処理流量 | 30~240L/min(モデルによって異なる) |
対応油種 | 水溶性及び油性 |
切粉材質 | FC・FCD、スチール |
サイズ | 要問い合わせ |
磁性体・非磁性体を問わず使用できる、2次処理用のサイクロン式フィルターです。細かい切削切粉や研削スラッジに対応しているほか、沈殿槽または沈殿槽コンベヤと組み合わせることで、液切りした切粉やスラッジの排出が可能。消泡機構が内蔵されており、クリーン液の泡立ちが抑えられています。旧製品のろ過精度と消泡機構を維持したまま、本体の約4割の小型化に成功。それにより、供給ポンプのモーター容量の40~50%縮小も実現しています。
ろ過精度 | 10μm |
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処理流量 | 95~200L/min(モデルによって異なる) |
対応油種 | 水溶性及び油性 |
切粉材質 | FC・FCD、スチール、アルミ、ステンレス、銅、チタン、超硬、混合切粉 (アルミ+FC又は焼結金属) |
サイズ | APS-1:515mm(W)、870mm(H)、497mm(H1) APS-2:557mm(W)、1,045mm(H)、672mm(H1) |
5μm~10μmの超微粒子サイズの切削・研削の切粉・スラッジをろ過できる、2次ろ過に適したフィルターです。本体上部に圧力計が設置されており、フィルターの目詰まり具合をいつでも確認できるようになっている他、本体への流入を三方バルブで切替えられるようになっているため、目詰まり時も1台ずつフィルター交換でき、連続稼働ができます。
クリーン液の出口側が開放型になっているのでエアー抜きが不要。クリーン液の配管も不要なため、取り扱いが容易で使用しやすい設計です。
ろ過精度 | 5μm~100μm |
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サイズ | RBF-1:520.5mm(H)、627.5mm(HH) RBF-2:770.5mm(H)、877.5mm(HH) |
重量 | RBF-1:25kg、RBF-2:32kg |
対応油種 | 水溶性及び油性 |
世の中には数多くのクーラントろ過装置があり、それぞれ特徴が異なるのが特徴。大切なのは、自社の抱える課題に合わせて製品を選ぶことです。当サイトでは、課題別におすすめの製品をご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
ろ過が十分でないクーラント液がマシンに供給されている状態で、ダイスの寿命が短く、液の交換頻度も高い状態でした。しかし、マグネティックセパレーター フェニックスNEOを導入後、クーラントの交換回数が低減。ダイスの長寿命化と、1ヶ月約40万円のコスト削減が実現しました。
200μmのバッグフィルターのみで研削スラッジの回収を行っていましたが、微細なスラッジまで回収できずタンクの底に滞留。定期的な清掃が必要な状態でした。そこで、フィルター交換不要の研削用掃除激減クーラントシステム コンパクトを導入。ろ過精度が高まったためスラッジの滞留も少なくなり、定期交換や清掃頻度も減少しました。
メールフォームや電話での問い合わせ後、導入にあたりまず行われるのが現地確認です。営業担当者やテクニカルサポートスタッフが現地へ赴き、生産現場の現状確認を行います。その後、ブンリの製品ラインナップの中から現場に必要な装置を選定し、仕様や搭載する機能などの打ち合わせを行います。
打ち合わせで決まった内容をもとに現場や機械に合わせた図面と価格や納期、性能などが記載された見積書が作成されるので、それをもとに導入の検討段階に入ります。
意見や要望を出しながら細かな打ち合わせを繰り返し、納期や見積り金額などに納得するまで調整を行います。
導入決定後、発注したらいよいよ装置の製造開始です。要望と現場に合わせた設計・製造で装置を納入し、セットアップから取り付け工事までブンリのスタッフが一貫対応してくれます。
工事完了後は品質を確認して引き渡しです。引き渡し時には現場の担当者に対し、装置の使い方や安全面について詳しく説明してくれます。
ブンリは、クーラントろ過・切粉処理システムの開発・製造・販売はもちろん、アフターサービスまで一貫して提供している専門メーカー。使い勝手やメンテナンスといった利用者の利便性を第一に考えた、オンリーワンの製品開発にこだわっています。製品づくりはオーダーメイドとなっており、さまざまなメーカーの工作機器に設置できるのが特徴です。
ブンリは、社名の頭文字ごとに以下のようなテーマを掲げています。B=BrightFuture「輝かしき未来」、U=Unique Products「ユニークな製品」、N=Never-endingChallenge「果てしなき挑戦」、R=Reliable People「信頼される人達」、I=International Enterprise「国際的な企業」。これらに沿った指針のもとに企業活動を行っています。
また、時代に合わせた作業環境のあるべき姿を追求していきたいという思いから、本社には希望という名のモニュメントを設置。輪の形のモニュメントは顧客のニーズに応えながら「輪のつながり」をつくることをあらわしており、売る人、買う人、世間の「三方よし」を念頭に、日々モノづくりを行っています。
性能を維持しながら長く使用するために、導入後の定期メンテナンスを提案しています。万が一の故障やトラブル時には、アフターサービス専用問い合わせフォームから連絡すれば、状況をヒアリングした上で適切な復旧方法を提案しているそうです。急ぎの場合は電話受付にも応じてくれます。部品の取り寄せが必要な場合も、問い合わせによって部品リストを案内してくれます。
本社所在地 | 東京都品川区大井1-34-8 |
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電話番号 | 03-3778-2061 |
公式HP | https://www.bunri.com/ |
機器から発生するスラッジを、ろ過する装置をクーラントろ過装置といいます。使用用途に応じて様々な製品があるので、『目的にあったクーラントろ過装置か』『スラッジの特性にあった装置か』を見極めましょう。